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◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 事前(14日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
ポートランド国際空港に隣接した本会場で、轟音を立てて飛び交う航空機に気づくと、急いでスマートフォンを取り出す。楽しそうに撮った動画をキャディと見せ合うと、古江彩佳の意識はふたたびパッティンググリーンに吸い込まれた。
今週は月曜を移動にあて火曜に18ホールをプレー。この日は午後4時からスタートのプロアマに備えて、スタート2時間前にはショートゲームの練習から始めていた。
「(調子は)ぼちぼち。あとはパターをしっかり打てたらと思います」と、カップ方向と打点にピンを挿し、ラインを確認しながらパッティングの練習を繰り返す。
転戦するなかで街の散策や観光などを楽しむ時間はないが、空を飛び交う飛行機に興味を惹かれる一瞬が気分転換になっている。
前週の「クローガー・クイーンシティ選手権」は、最終日に「76」と落として、通算イーブンパー58位で終了。巻き返しを目指す今週は、「木があって狭いし、ラフもけっこうある」と警戒。ホールによってはティショットの落としどころが狭く、外せば生い茂るラフが待っており、よりショットの精度が重要となる。
8月末の「CP女子オープン」から10月6日開幕の「メディヒール選手権」までの7連戦も折り返しとなる4戦目。「集中してうまく楽しんで、頑張りたい」と、調子を上げて終盤戦に臨みたい。(オレゴン州ポートランド/谷口愛純)
◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 事前情報◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
日本勢が過去3勝を収めた大会が15日(木)に開幕する。歴代優勝者には岡本綾子(1986年)、宮里藍(2010年)、宮里美香(2012年)が名を連ねており、今年は上原彩子、古江彩佳、渋野日向子、野村敏京が参戦する。
新スポンサーとして韓国のアパレルブランド「アメージングクリー」を迎え、賞金総額は昨年から10万ドル増の150万ドル(約2億1340万円)。会場は1年ぶりにオレゴン州コロンビア・エッジウォーターCCに戻って来た。
オレゴンGCで行われた昨年は悪天候の影響で54ホールの短縮競技となり、第3ラウンドでボギーなしの「69」をマークしたコ・ジンヨン(韓国)が2位に4打差をつけて逃げ切り優勝。通算9勝目を挙げた。
コは今週出場せず、歴代覇者では20年ジョージア・ホール(イングランド)、19年覇者ハナ・グリーン(オーストラリア)、18年マリナ・アレックスらが参戦。世界ランク上位者ではネリー・コルダやブルック・ヘンダーソン(カナダ)がタイトルをかけて戦う。
前週「クローガー・クイーンシティ選手権」を58位で終えた古江は大会初参戦、渋野は24位に入った20年大会以来の出場となる。畑岡奈紗は今週不在とし、次戦はディフェンディングとして臨む「ウォルマートNWアーカンソー選手権」(9月23日~)に出場する。
ジョージア・ホール、ハンナ・グリーン、マリナ・アレックス、ネリー・コルダ、パティ・タバタナキット、ブルック・ヘンダーソン、レオナ・マグワイア、上原彩子、古江彩佳、渋野日向子、野村敏京
米国女子ツアーの「ポートランドクラシック」は空港のすぐ近く。そして、なんと戦闘機が上空を飛んでいるんです。爆音が響くその模様をご覧あれ。
◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 事前(14日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
2週連続の予選落ちを経て迎える今週は「ここでしっかり(流れを)変えたい」と意気込んでいる。渋野日向子はプロアマを終えた後、3時間近くを練習に費やした。
月曜、火曜と1ラウンドずつプレーし、水曜はプロアマ9ホールを回って練習場へ。開幕前の3日間をフルに使って調整を行い、まずは予選通過を目指す。
ポートランドクラシックは初出場以来2年ぶり。「ああ、こんな感じだったな」と思い返しながら久々に回ったコースは、思った以上に仕上がりが良い。「グリーンは速いけど止まる。フェアウェイもきれい。めちゃくちゃマネジメントしがいがある」と攻略法に思いを巡らせながら、苦い記憶もよみがえる。
24位で終えた2020年大会は「“お先でーす”を外しちゃった」と最終日の3番ホールで、1m弱のボギーパットがカップの縁を滑った。
ショートパットは今も課題だ。前週「クローガー・クイーンシティ選手権」2日目のスタートホールは、返し1m弱を外して3パットのボギー発進と手痛いミス。「だいぶ引きずりました」と終盤までパッティングが響いて予選通過を逃したが、「ショートパットの打ちだしも練習してきて、ちょっとずつ良くなってきていると思いたい」と大会に臨む。
8月の「AIG女子オープン」では、手応えを感じながら優勝争いを演じて3位に入った。「一日、一日、いいゴルフができるように頑張ります」と納得のいくプレーを目指して、黙々と球を打ち続けた。(オレゴン州ポートランド/谷口愛純) ghjh